http://news.ameba.jp/20160318-929/
オックスフォード大学が、90%の確率で10年後になくなる仕事、消える仕事を発表して話題になりました。レジや受付係もなくなる可能性が高いと知り、衝撃を受けたひとは多いのではないでしょうか。
しかし、仕事は時代の移り変わりとともに変化していくもの。現在は情報テクノロジーの進歩によって、職業も変化しつつあります。
アメリカの経済情報サイト『24/7 wall st』でも「今後消えゆく職業」が発表され、英語圏で話題になっています。その17の職業を紹介するので、自分やパートナーの職業はないかどうかチェックしてみましょう。
■1:債務の取扱者
アメリカでは債務の整理や払い過ぎを計算してくれる仕事がありますが、2014年から2024年の間に6%の雇用がなくなる見込みだといいます。
■2:機械設計士
設計図をつくる機械設計士。ほとんどの企業で設計図はCADというソフトでつくられています。昔と違って、いまは図面を手書きすることが減ってきているので、その流れでこの仕事をやる人も減っていくそうです。
■3:測量技師
アメリカではおよそ57,000人の測量技師が仕事をしていますが、2024年までに4,400人の雇用がなくなると予想されています。
■4:銀行窓口係
アメリカでは52万人もの銀行窓口係が働いていますが、あまり技能が必要とされない職種とされており、2024年までには4万人の雇用がなくなる予想です。
■5:科学物質取扱者
工業製品の製造などで使う薬品などの科学物質を取り扱う仕事もなくなりそうです。2024年までに5,500人減ると予想されています。
■6:備品購買部
会社のなかで使うさまざまな物品の購買を行います。インターネットの普及により仕事が簡単になったため、2024年までに8.3%の雇用減少が予想されています。
■7:簿記
エクセルなどの会計ソフトの普及により、簿記ができる人材の需要も減っています。2024年までには8%の減少が見込まれています。
■8:旅行代理店
アメリカでは急激に仕事が減っている旅行代理店。インターネットの普及により、個人が自分で予約などできるようになってしまったため、需要が減っています。
■9:印刷技師
出版業界は全体に斜陽産業といわれていますが、特に印刷業界の状況は深刻です。2024年までには12.5%の雇用減少が予想されています。
■10:製本業
電子書籍の普及などにより、急激に仕事を失っている出版業界。特に物理的な本の制作に携わる製本業は生き残りが難しい業種です。
■11:タイピスト
かつてのアメリカではたくさんの人がしていた仕事ですが、現在は誰でもパソコンで文書を作れるようになったため、需要が激減しています。
■12:パソコン以外のオフィス電気製品整備士
コピー機や電話機などのオフィスで使う電気製品も、需要が減っています。パソコン以外の電気製品の整備ではキャリアアップが臨めないのもなり手が減っている一因です。
■13:宅配業
電子メールの普及により、郵便局の仕事も減っていますが、郵便局以外の宅配業はさらに仕事が減っています。2024年までには18.8%の雇用減少が見込まれています。
■14:コンピュータ技師
パソコンのエラーや故障などに対応していたコンピュータ技師ですが、近年はパソコンに詳しい人が増えたため、仕事が減っています。
■15:鋳物業
プラスチックや金属のパーツをつくる仕事は、ロボットの性能が上がるにつれ、需要が減っています。
■16:電話交換手・オペレーター
こちらもインターネットの普及により仕事が奪われている職種のひとつです。インターネットでの手続きなどが簡単になっているため、電話応対オペレーターも不要になっているのです。
■17:郵便物仕分け
郵便物が減っていることに加え、技術の進歩により自動化が進んでいるため、仕分けの仕事もなくなりつつあります。